金正恩まで出席したが…北の最高人民会議は“中身なし”(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.09.26 09:32
一部では経済法令や措置を扱ったが非公開にしたという見方もある。しかし今回の会議案件を義務教育と組織問題の2件で明らかにしたという点で、追加で“サプライズ発表”が出てくる可能性は高くない。統一部当局者は「経済改革が失敗に終わった場合、負担を金正恩が抱え込まなければならないため、最高人民会議で公論化するのは負担になったはず」と述べた。
実際、02年の7・1措置も公式発表なく施行し、時間が経過した後、朝鮮総連機関紙の朝鮮新報で伝えられた。また、金正恩が後継者の時期だった09年11月に断行した貨幣改革(デノミ)も住民の反発で失敗し、発表や報道もなくうやむやになった。
教育問題に対する金正恩の関心を浮き彫りにしようという意図も感知される。中央通信は5-17歳を対象に12年制無償義務教育を実施する法令が全会一致で採択されたとして、金正恩の「恩徳」を宣伝した。