韓経:終わりが見えないトランプの貿易戦争…次のターゲットは日本
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.04.11 08:58
トランプ政権発足後に世界市場で「米国優先主義」を掲げた米国が欧州連合(EU)や日本などに貿易戦争の戦線を広げている。米中貿易戦争が終わっても各国との貿易紛争が続くという見通しが出ている。
ロイター通信などが10日に報じたところによると、EUは米国製品に対する報復関税実行の検討に入った。トランプ米大統領が現地時間9日にEUのエアバス補助金問題を取り上げ110億ドル規模のEU製品に関税賦課を予告したことに対する対応だ。欧州委員会関係者は「EUは報復関税を決める前に世界貿易機関(WTO)に仲裁を要請するだろうが報復関税を実行する準備はしておくだろう」と明らかにした。
米国は今回の措置が貿易交渉とは別個の懸案だと主張している。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、米政権関係者はこの日「今回の関税賦課はエアバス補助金に対するものであり他の貿易事案とは関連がない」と話した。しかしランゲ欧州議会国際貿易委員会のランゲ委員長はツイッターを通じ、「トランプ大統領の発言は明白な挑発。交渉の場に銃を突きつける形で圧力をかけている」とした。