<世界革新企業家、未来50年を語る>(3)エアバスのブレジエ会長…韓国との縁
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.09.25 15:11
エアバスは、ボーイングが掌握していた航空機産業の地図を覆すとして1970年、市場に参入した。だが市場の反応は冷淡だった。中短距離用の航空機A300を開発したが検証されていないという理由でエールフランスのような欧州の航空会社だけが受注契約を結んだ。
この時、大韓航空が救援投手として手を差し出した。大韓航空は74年にA300を3機購入することにした。その後着実に協力関係を受け継ぎながら現在までに72機の航空機を注文した。2011年にはエアバスの看板商品であるA380を東北アジアで最初に購入した。A380の2階全体をビジネスシートとして初めて運営したのも大韓航空だ。趙亮鎬(チョ・ヤンホ)大韓航空会長(66)は6月、パリのエアショーでブレジエ会長に会ってエアバスA321NEOを50機導入する契約を結んだ。ブレジエ会長は「大韓航空は創業当時、欧州を除く初めての輸出顧客だった。エアバスが海外進出に弾みをつけたきっかけ」だとして「なくてはならない大切な顧客」と話した。