中国発の「デフォルト津波」 韓国に押し寄せるのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.06.12 16:23
昨年10月の中国共産党党大会。当時の中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は中国経済に対して強く警告した。「企業の負債水準が相対的に高く、家計の負債も急速に増えている」とし「ミンスキー・モーメント」の懸念を表した。
ミンスキー・モーメントとは米国経済学者ハイマン・ミンスキーが主張したもので、過度な負債拡大に依存した景気好況が終わった後に債務者の能力が悪化して健全な資産まで売ることになり、資産価値が暴落して金融危機が始まることをいう。
周小川前総裁の警告が現実になるのだろうか。負債の増加で「中国発デフォルト(債務不履行)津波」の懸念が強まっている。中国本土企業のデフォルトが増えているからだ。CNBCによると、今年1-4月に15社が債務不履行となった。金額は129億元(20億ドル)にのぼる。前年同期と比較しても33%増えた。