「ギャラクシーノート7」購入した1871人、サムスン電子相手取った損害賠償訴訟で敗訴
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.10 11:04
昨年バッテリー爆発事故でリコールが実施されたサムスン電子のスマートフォン「ギャラクシーノート7」の消費者がサムスン電子を相手取り起こした集団訴訟で敗訴した。ソウル中央地裁はギャラクシーノート7の消費者1871人が「問題のある製品を購入して金銭的・精神的被害を受けた」としてサムスン電子を相手に起こした訴訟で原告敗訴の判決を下したと9日に明らかにした。
訴訟を起こした消費者は「問題がある製品を販売し、リコールを受けるため店舗を訪問してアプリケーションを新たに設置するのに損害が発生した」と主張して9億3500万ウォンの損害賠償金を請求した。彼らは爆発事故の直接的被害者ではないが、リコール措置に応じて交換・払い戻しを受けた人と、リコールに応じていない人が含まれている。
裁判所はリコール措置に応じた消費者の損害賠償請求に対し、「この事件の製品を交換しないで購入費自体の払い戻しを受けることもできたし、交換・払い戻しができる店舗も全国に広く分布しており社会通念上耐え難いほどの大きな不便を体験したとは考えにくい」と判断した。また「製品交換などのために店舗を訪問し交換された製品にアプリケーションを新たに設置するなどの不便はリコール措置に伴う当然の過程。消費者が主張する金銭的・精神的損害は交換と払い戻しなどを通じてすでに回復したとみなければならない」と明らかにした。