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【コラム】偉大な米国、みすぼらしい米国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.31 10:00
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何より、トランプはメディアの牽制に正面から対抗している。就任式関連の報道に不満を抱いたトランプは「記者というものは地上で最も嘘にまみれた人間」とし「メディアとの戦争」を宣言した。オバマの就任式の時よりも、集まった人数がはるかに少ないというマスコミ報道に対抗し、ホワイトハウスは「alternative facts」という名前でわい曲された虚偽情報をねじ込んで反撃に出た。支持者の主流メディアに対する反感を背に、トランプは厳然なファクトを否定したり無視したりしながらツイッターを通じて支持者と直接疎通している。このような条件では、民主主義の最後の砦であるメディアさえその力を発揮することはできない。不利な情報は排斥して、有利な情報だけを取捨選択すれば、政府に対する信頼にはひびが入り、民主主義は十分作動させることができない。

就任の挨拶で、トランプは「米国を再び偉大な国にする」とし「 アメリカ第一主義(America first)」をそのビジョンとして再び強調した。トランプが考える偉大さの正体が何かは分からないが、少なくとも壁を築き、宗教を理由に人を差別し、拷問と不法拘禁で人権を弾圧し、報道機関と対立して戦うことは、偉大さから程遠いことは明らかだ。経済から安保まで、すべてのことを米国だけの利益に立脚して判断して決めるということもまた、偉大さからはかけ離れている。ドイツでヒトラーがやったことがまさにそれだ。

 
第2次世界大戦を勝利に導きながら、米国は自由世界の設計者であり守護者として偉大な米国の時代を開いてきた。自由民主主義の秩序と市場経済体制の中心軸として、国際政治・経済システムを構築し、自由・開放・寛容の精神で世界の平和と繁栄に貢献した。だが、いまトランプはこれとは正反対の方向に進んでいる。孤立と閉鎖、利己主義で、どのようにして偉大な米国を再建するつもりなのか分からない。

お金が多く、力が強いからといって偉大な国家になれるわけではない。他人からの尊敬を受ける国が偉大な国だ。「私が第一(Me first)」の姿勢では決して偉大な国になれない。時には損害を被っても人を配慮する「雅量(magnanimity)」に裏付けられてこそ偉大な国になれる。

今トランプは自分で自分の足の甲を踏んでいる。「アメリカ第一主義」でその場は自国に利益になるかもしれないが、長く見れば小利のため大利を失うことになりかねない。このようなやり方を継続すれば、米国は偉大な国どころかみすぼらしい国になってしまうことは明らかだ。180年前、フランスの作家アレクシ・ド・トクヴィルは米国を見聞した後、「米国は善良な国なので偉大な国だ」という言葉を残した。彼の観点は今でも依然として有効だ。

ペ・ミョンボク/中央日報コラムニスト


【コラム】偉大な米国、み랂ぼらしい米国(1)

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