オバマ大統領はこの日、現場で開かれた記者会見で「（北朝鮮が）私たち全員の大きな心配事」として「金正恩（キム・ジョンウン）労働党委員長ら北朝鮮政権が、核開発を体制の存続と結びつけていると思われる」と話した。彼は米国共和党の大統領候補として事実上確定したドナルド・トランプ氏について「世界の懸案について無知で、トランプ氏のために外国の首脳たちが非常に驚いている」と批判した。

日本の世耕弘成官房部副長官はこの日「Ｇ７首脳たちが南シナ海などの現状の変更に関して明確で厳格な姿勢で対応しなければならないという意見を集約した」と伝えた。

Ｇ７首脳たちは２７日の首脳宣言に、南シナ海の島の軍事拠点化を推進中の中国を牽制する内容を含める予定だ。東シナ海および南シナ海紛争の平和的な管理と解決を強調した４月のＧ７外相の「海洋安保声明」を首脳レベルで保証する内容も入れた。欧州連合（ＥＵ）の首脳たちはこの日、難民とテロ対策に各国政府が支援することを要請した。

◆「オバマ氏、原爆被害者らと対話」＝オバマ大統領は２７日、原子爆弾の被爆地である広島の平和記念公園を訪問する際に日本人の原爆被害者らと対話する見通しだと日本メディアが報道した。日本経済新聞はオバマ大統領が平和公園内の行事に参加する被爆者と自然な形で対面し言葉を交わせるとの判断に傾いたと２６日伝えた。

共同通信は行事会場には日本の原爆水爆被害者団体協議会所属の被爆者４人が参加すると伝えた。当初オバマ大統領の広島の行事に参加すると報道されていた日本軍捕虜出身の米国人の日本訪問は失敗に終わった。オバマ大統領は慰霊碑の献花のほかに平和公園内の原爆資料館も見学する。韓国人の原爆被害者慰霊碑を訪れるかどうかはまだ確認されていない。




＜伊勢志摩サミット＞「北核実験・ロケット発射を最も強い表現で非難」（１）