卒業後に創業を夢見る大学生…中国は41%、韓国は6%だけ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.03 10:39
大学で建築学を専攻した魏清晨(37)は2011年に北京・海淀区の「車庫カフェ」という所を訪ねた。
スティーブ・ジョブズがガレージでアップルを創業したのに着眼して作った名前で、情報技術(IT)関連創業を夢見る若者たちが自由に集まる場所だ。魏清晨は当時フォックスコンの工場労働者らが相次いで投身自殺するという記事に接して、人の気持ちを転換できる感情と関連したソフトウェア開発を考えた。彼はカフェで会った5人とともに声、心臓、脈拍、息を通じてユーザーの感情を把握するアプリを作り出した。このアプリで昨年世界各地の3500社を超えるスタートアップが参加するフィンランドの創業腕自慢大会「スラッシュワールド」で金賞を受賞した。開発過程で中国科学院と車庫カフェの多様な創業支援サービスだけでなく現在は精華大学サイエンスパークに入居し英文版アプリを作っている。
車庫カフェが位置するのは周辺の40校余りの大学の学生が創業するために集まる政府主導の創業支援団地の中関村だ。この地域には魏清晨と同じ数多くの「創客」(革新創業者)が巣を作っている。KOTRA北京貿易館によると1年間に中関村の創業通りだけで600件の企業が誕生した。