「安倍談話」原案に「おわび」なく…植民地・侵略も明確にせず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.08.10 08:13
安倍首相が14日に発表する戦後70年談話の原案に「おわび」が入っていないことが把握されたと、朝日新聞が9日報じた。安倍首相は7日夜、連立与党の公明党の山口那津男代表や井上義久幹事長に会って談話原案を説明したと、同紙は伝えた。
これによると、安倍首相は戦後50年の村山談話と戦後60年の小泉談話を「全体として引き継ぐ」という従来の立場を強調したが、談話の原案には謝罪はもちろん類似の表現も含まれなかった。原案には過去の戦争に対する「反省」は含まれた。しかしこの戦争が「植民地支配と侵略」かどうかについては明確にしなかった。
公明党側は「過去の談話を踏襲すると首相は言うが、おわびが意味として世界各国に伝わるようにしないといけない」と述べ、謝罪表現を盛り込むよう要求した。また「なぜ日本は反省をするのか。その対象を明確にしないと伝わらない」とし、侵略である点を明確にすることを促した。この会合には自民党から谷垣禎一幹事長と菅義偉官房長官も出席した。