<北、延坪島 挑発>韓国軍の対応射撃、なぜ80発だけ?
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2010.11.25 14:11
北朝鮮の延坪島(ヨンピョンド)攻撃当時、韓国軍が13分後に80余発の対応射撃をした点をめぐり、論議が広がっている。
国防部によると、北朝鮮は23日午後2時34分から46分にかけて、茂島(ムド)・ケモリ海岸砲基地から122ミリ放射砲と76ミリ海岸砲で約150発を奇襲砲撃(1次)したのに続き、30分後の午後3時12分からまた17分間、20余発を追加で発射した。しかし韓国軍は北朝鮮の最初の攻撃時点から13分が過ぎた後、北朝鮮の砲撃が止まってから対応射撃に入った。
国民中心連合の沈大平(シム・デピョン)議員は国防委の会議で、「北朝鮮の奇襲攻撃に対応できる(部隊)展開ができていなかったのではないか」と指摘した。これに対し金泰栄(キム・テヨン)国防部長官は「砲弾が落ちる場合、まず兵力は避難しなければいけない。13分というのは、非常によく訓練された部隊だけが可能な時間」と釈明した。当時、K-9自走砲は砲射撃訓練のため南西側に向いていて、準備に時間がかかるしかなかったということだ。