韓国男女互いに「生存に害になる存在」と認識…性の両極化が深刻
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.08.21 14:12
夏季休暇で京畿道加平(キョンギド・カピョン)のペンションに遊びに行った女性会社員ハンさんは寝室の天井に木を重ねておいたところに穴があいていることを見つけた。ペンションの主人は「インテリアの過程でできた単なる穴」と説明したが、ハンさんはお手洗いと部屋を隅々まで確認し、隠しカメラがないことを確認した。彼は「このようなところで男性たちが撮影した隠しカメラの写真が日刊ベスト貯蔵所(略称イルベ)サイトなどに掲載され、流布されることを考えれば不安だ」と吐露した。
ソウルに住む男性会社員ソンさんは4日間、週末にバスに乗った時、白色のマスクをした女性を見て知らないうちに不安を感じた。男性嫌悪サイトで問題となっている「WOMAD」の会員たちがマスクをして集会を開いているという記事を見たためだ。異性に対する極端な嫌悪感を表わす「イルベ」や「WOMAD」でない、一般人の間でも異性に対する警戒心を感じているという声が聞こえ始めた。社会全体の構成員が対立的で極端な性認識を持っているわけではないにもかかわらず、異性に対するけん制、警戒、不安の感情が少しずつ広がっている。イルベ・WOMADに代表される異性間オンライン戦争と#METOO(ハッシュタグミートゥー)の拡散以前はなかった現象だ。