【コラム】偉大な米国、みすぼらしい米国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.31 09:59
「ワシントンは当分、世界的な混乱と紛乱の震源地になるだろう」。私の不吉な予感は、ドナルド・トランプが米国第45代大統領に就任してから一週間で現実化した。私たちが旧正月連休を楽しんでいる間、世界は「ワシントン発ショック」でひっくり返っていた。
就任後一週間、トランプは移民と難民、ムスリムの入国を禁じる3件の大統領令に署名した。メキシコ国境に壁を建設する大統領令をはじめ、不法移民者を逮捕しない州に対する財政支援の中断措置を下した。先週末にはテロの危険を理由にイラク・イラン・シリア・スーダン・ソマリアなどの中東・北アフリカ7カ国の国民に対し、米国の入国とビザ発行を一時中断した。すべてイスラム諸国だ。