【社説】崔順実壟断をほう助した親朴一派は全員退くべき
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.11.01 10:21
朴槿恵(パク・クネ)大統領による「国政システム崩壊事件」は崔順実(チェ・スンシル)氏が引き起こしたが、これを近接距離で牽制・管理できない第1責任は青瓦台(チョンワデ、大統領府)参謀陣、第2責任はセヌリ党が負わなければならない。昨日、崔順実氏は検察に召喚された。崔順実氏に関連した青瓦台参謀陣も、全員、職を離れた。次の手順はセヌリ党の李貞鉉(イ・ジョンヒョン)代表が退いて彼の政治的温床である親朴勢力が政治の全面から退くことだ。李代表をはじめとする親朴政治勢力は、過去4年間、朴大統領の奇異で違法容疑が濃厚な形態を放置した罪を犯した。親朴の中には李代表の他に、徐清源(ソ・チョンウォン)、崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)、尹相ヒョン(ユン・サンヒョン)、趙源震(チョ・ウォンジン)、李荘雨(イ・ジャンウ)、金泰欽(キム・テフム)議員らがいる。
彼らが何かの集団のように群れながら大統領の周辺を取り囲んで個人の権力を拡張したり利益を手にしたりしていたと指摘を受けたのは昨日今日のことではない。有権者から嫌われ、政権与党を一瞬の内に「少数与党・多数野党」の状況に転落させた4・13親朴公認事件が代表的な事例だ。国民の税金で給料をもらって高度な公的義務を遂行しなければならない党指導者クラスの議員は、最低限、朴大統領就任後からでも崔順実氏を大統領から遠ざけて権力私有化の通路を遮断するべきだった。青瓦台の表情だけ伺いながら甘い汁だけを吸っていた親朴一派は崔順実事件の共犯やほう助者と言われても返す言葉がなくなった。