危険な時に自立するベビーカー開発の秘密=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.26 14:04
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「2014工学教育フェスティバル」で国務総理賞を受けた国民大学コンピュータ工学科4年「シンギバンギ」チーム員が、受賞作「アートボックス」の前に集まった。タッチスクリーンではない布を活用した絵の入力システムだ。(写真=嘉泉大学)
来年2月、嘉泉(カチョン)大学を卒業するパク・ダユン氏(22、機械工学)と仲間たちは10カ月間、ベビーカーに取り組んだ。卒業論文の代わりに作品を設計・制作する「キャップストーン・デザイン(Capstone design)」授業を通じて「スマートベビーカー」を作るためだった。学期の初めに「下り坂で保護者がベビーカーを放してしまって子供がケガをする事故が多い」というニュースを見たのがきっかけだった。
パク氏は「モーターとセンサーをベビーカーにつければ、下り坂ではゆっくり進み、上り坂や平地では簡単に押せるだけでなく危険な時は自ら止まることが可能というアイデアが浮かんだ」と話した。学生たちはセンサーに活用するプログラム作成からベビーカーの改造のための溶接まで全過程を自らやり遂げた。彼らが出品したスマートベビーカーは27日、京畿道高陽市(キョンギド・コヤンシ)の韓国国際展示場(KINTEX)で開かれる「2014工学教育フェスティバル」で教育部長官賞を受賞する。パク氏は「頻繁な徹夜で疲れた時も多かったが、世の中になかった新しい製品で人を幸せにするのが工学部の学生の本当のやりがいだということを悟った」と話した。