絶滅危機のワシを位置追跡装置…生態把握に効果=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2012.01.10 14:43
ベールに包まれていたワシの生態と移動可動性が、位置追跡装置とモバイルを利用した先端科学の力で一つ一つ明らかになった。
これは、文化財庁が気力を失っていたところを救出したワシ4匹の体に、先月18日と今月7日に位置追跡装置(GCT)を装着して、野生に帰してやったことから可能になった。この装置は、衛星位置確認システム(GPS)の信号を移動通信網で受信して、位置をインターネット上で確認するというもの。縦1.5センチ、 横3.5センチ、重さ120グラムの超小型の追跡装置で、誤差範囲は50メートル以内と精密だ。リチウムイオンバッテリーを使っているが、寿命を1年間維持するために1日2度だけ位置情報を受信している。位置情報は携帯電話やスマートフォン、インターネットなどで確認することができる。この装置は、韓国環境生態研究所が野生動物にフィットするように開発した。この装置の開発で、これまで翼に番号をつけるウィングタグ(認識票)方式は旧式となった。過去には、認識票を通じて、冬季にモンゴルから韓国京畿道坡州(キョンギド・パジュ)の長湍(チャンダン)半島に移動するという程度しか分からなかった。