韓国が平昌に歓呼している時、安倍-習の「外交腹心」がひっそり会合(1)

韓国が平昌に歓呼している時、安倍-習の「外交腹心」がひっそり会合(1)

2018年03月05日14時25分
[ⓒ 中央SUNDAY/中央日報日本語版]
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日本の安倍晋三首相(左)と中国の習近平国家主席が昨年11月、ベトナム・ダナンで開かれたAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議で会い、握手している。習主席は「両国関係の新しいスタート」と述べた。中国と日本の関係は最近、急速に近くなっている。(写真=中央フォト)
  「日中関係を持続的に改善し、発展させていきたい」(谷内正太郎)

  「共に努力して関係を発展させ、重要かつ敏感な問題を適切に処理していくことを希望する」(楊潔チ)

  平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)期間、北核外交にすべての関心が注がれていた先月23日。北京を訪れていた日本の谷内正太郎・国家安全保障局長が中国の楊潔チ国務委員との会談で日中間の各級レベルの対話を一層強化していくことで合意した。谷地局長は安倍内閣の実質的な外交指令塔だ。安倍首相が2006年第1次内閣発足直後に電撃訪中した時の外務事務次官だった。当時、外務省中国・モンゴル課長だった秋葉剛男氏は今年事務次官に昇進した。米国通の楊国務委員は、昨年外交首長としては銭其シン副首相以来14年ぶりに中央政治局委員に選出された。今月の全国人民代表大会(全人代)で副首相への昇進もささやかれている。安倍首相と習主席の側近によるこの日の会談は、日中間の信頼が熟していることを傍証する。2012年末、そろって国のトップに就任した両氏の初の相互訪問の実現が視野に入ってきたという予想も出ている。日中関係は同年、日本が尖閣(中国名・釣魚島)諸島を国有化して最悪の関係に陥った。1972年の日中国交正常化以来、過去5年間のように対立と不信で綴られた時はなかった。

  ◆安倍首相の周辺から「今年は中国」の声

  状況反転の雰囲気は各方面で捉えられている。安倍内閣は日中平和友好条約締結40周年の今年を関係改善の転機にしたい考えだ。1月28日の河野太郎外相の訪中もその一環だ。河野外相は王毅中国外交部長との会談で全面的な関係改善を求めた。王部長は「関係改善と発展は両国の利益に合致する」と述べた。2人は3時間半にわたる会談で北朝鮮情勢についても突っ込んだ議論を交わした。国連の北朝鮮制裁決議の完全履行と北朝鮮非核化のための協力に合意した。河野外相はこの日、李克強首相とも会った。李首相は日曜日だったが会談に応じた。日本は国会会期中であるため、平日は国外に出られない河野外相に対する配慮だった。李首相は日本が今年5月に開催を推進している韓日中3カ国首脳会議の中国側出席者だ。会議が行われることになれば就任後初めて日本を訪問することになる。昨年末には二階俊博・自民党幹事長と井上義久・公明党幹事長が習主席に会った。二階幹事長に対する中国の新任は厚い。公明党は日中国交正常化に一役買った。

  昨年末以降、日本の党政要人の相次ぐ訪中は、日本が対中関係改善の戦略的な選択をしたという意味だ。その中心には安倍首相がいる。安倍首相は機会がある毎に中国に「オリーブの枝」(和解)を差し出している。過去1年間、ドナルド・トランプ米大統領と結束を固めたように、外交の地平を広げていこうとの意図が伺える。安倍首相は新年の施政方針演説で「日本と中国は地域の平和と発展に大きな責任を持つ、切っても切れない関係にある」と述べた。また「経済、文化、観光、スポーツ、あらゆるレベルで日中両国民の交流を飛躍的に強化する」と強調した。自由・民主主義、法治の価値観外交を力説してきた保守主義者の安倍首相の一大方向転換だ。安倍首相は先月9日の平昌五輪歓迎レセプションの場も逃さなかった。韓正・中国共産党政治局常務委員に、日中関係の改善を一層推進してくというメッセージを伝えた。「今年は中国」という声が首相周辺から出ているのは偶然ではないという。(中央SUNDAY第573号)

韓国が平昌に歓呼している時、安倍-習の「外交腹心」がひっそり会合(2)


韓国が平昌に歓呼している時、安倍-習の「外交腹心」がひっそり会合(3)

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