【社説】青瓦台の改編、早いほどよい
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.12.18 14:32
青瓦台(チョンワデ、大統領府)文書流出事件で乱れた紀綱を正し、国政の活力を吹き込もうとすれば、大々的な人事改編が急がれるという声が強まっている。野党はもちろんセヌリ党でも金淇春(キム・ギチュン)秘書室長と秘書官3人(李在万、チョン・ホソン、アン・ボングン)が自ら去就を決めるべきだという主張が出ている。人事改編が急がれる最初の理由は権力の低下を防ぐためだ。秘線(影の実力者)の国政壟断、文書流出とは別ものだ。執権2年目に大統領の弟と側近、元・現職秘書官がドロ沼で乱打戦をする非正常的な状況が生じた根本的な原因にメスを入れなければ、残り3年間の円滑な国政運営は期待しにくい。
これに先立ち朴槿恵(パク・クネ)大統領は尹昶重(ユン・チャンジュン)報道官セクハラ事件、セウォル号惨事など、大きな危機を内閣改造と青瓦台改編で突破した。しかし「顔」を変えただけだ。根本的な問題と指摘されてきた疎通不在とベールに包まれた意思決定、人事秘密主義は相変わらずだ。このような大統領の国政運営方式と人事スタイルが文書事件を招いたといっても過言でない。朴大統領は各部処・首席室から受けた報告書を夜遅くまで読みながら国政をすると知られている。国会議員時代から身についたスタイルだ。