北朝鮮「制裁で悪影響」 公式文書で初めて告白
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.05.09 10:43
昨年、4回にわたって行われた安保理の北朝鮮制裁が、実質的に北朝鮮経済に悪影響を及ぼしたという北朝鮮の公式文書が8日、公表された。
労働党39号室傘下にあるキョンフン指導局のリ・チョルホ党委員長は、昨年12月、北朝鮮労働党の対内機関紙「勤労者」(12月号)に、「敵対勢力の制裁策動を水の泡にするための組織政治事業」という寄稿文を通じて、制裁によって労働党39号室の外貨稼ぎに支障が出ている事実を公開した。労働党39号室は、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の統治資金を管理する部署だ。この部署の幹部であるリ党委員長の報告は、安保理制裁が北朝鮮経済に悪影響を及ぼしていることを確認する初めての公式資料だ。