韓露ガスパイプライン事業再始動へ 北朝鮮リスクで不透明
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.07.13 13:01
文在寅(ムン・ジェイン)政府は発足直後から北朝鮮を経由する韓露ガスパイプライン(ガス管)事業に精魂を込めている。韓露ガス管事業は李明博(イ・ミョンバク)政府当時、初めて提起されたプロジェクトだ。ロシア・ウラジオストクから北朝鮮東海岸ベルト〔羅津(ナソン)~元山(ウォンサン)〕を経由して束草(ソクチョ)までつなぐガス管を建設するという構想だ。
国際市場LNG平均価格に比べ20%以上安いロシア産パイプライン天然ガス(PNG)を導入すれば、発展単価を下げるだけでなく、北朝鮮との経済協力でも主導権を握ることができるという判断だった。このプロジェクトは李明博政府中盤に北朝鮮との関係が冷え切り、水面下に沈んだ後、朴槿恵(パク・クネ)政権時代には提起されなかった。だが、北朝鮮との対話協力を積極的に模索している文在寅政府で水面上に浮かび上がったわけだ。