<セウォル号惨事汎国民大会>「暴力デモに外部勢力介入」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.20 09:23
車両壁に妨げられた参加者たちは清渓川と鍾路側に迂回して午後6時頃、光化門広場に再び集まった。一部が帰宅するなど離脱しながら参加者は6000人余りに減った。警察とデモ隊の間の小競合いは6時半ごろ本格化した。集会参加者が世宗大王像近隣の警察阻止ラインを突破する過程だった。
一部の参加者は警察の盾を奪って警察に暴行し、車両壁を蹴飛ばして車両を壊した。赤色スプレーで警察車両に「セウォル号引き揚げ」などの落書きをしたり車両を綱で縛って打ち倒そうとしたりした。紙の太極旗を燃やす参加者もいた。警察は散水車(水大砲)2台やカプサイシン(催涙スプレー)を使って対抗した。警察は「デモを専門的に導く外部勢力が介入して暴力デモに変質したもの」と説明した。
警察が数回にわたり解散命令を出したがデモ隊は退かなかった。午後8時ごろ本格的な鎮圧が始まった。道路上に横になった遺族や車両壁を乗り越えてきた参加者が集会およびデモに関する法律違反などの容疑で連行された。全100人が連行されて警察署11カ所で調査を受けた。「ユミンさんの父」キム・ヨンオ氏ら遺族21人全員と学生6人ら8人は、訓戒措置された。この日の衝突で遺族・市民9人と機動警察隊3人など計12人が負傷するなどして病院に運ばれた。