韓経:産業構造調整、遅々として進まない韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.01.25 14:32
韓国政府が昨年に構造調整の「ターゲット」に定めた造船・海運・建設・鉄鋼・石油化学などの伝統主力産業はここ数年間、「構造調整の無風地帯」だった。このうち相当数に対しては2010年以降「中国発の供給過剰余波で深刻な危機に陥る恐れがある」という警告が相次いだが、主要企業は「規模縮小」を拒否した。「実績が悪化したり鈍化スピードが速くなったりしていないので構造調整は時期尚早」というのが理由だった。
その結果は昨年、史上最悪の実績としてあらわれた。造船「ビッグ3」の現代(ヒョンデ)重工業、大宇(デウ)造船海洋、サムスン重工業の昨年1-9月期の累積営業損失は計7兆9319億ウォンに達した。鉄鋼業種の代表企業であるポスコは昨年1000億ウォン台の純損失を記録した。