韓銀「金利1%ポイント上昇すれば借金返済できない限界世帯が9万世帯増える」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.09.29 10:15
市中金利が1%ポイント上昇すれば借金を返済できない限界世帯が9万世帯近く増えるだろうという韓国銀行(韓銀)の予測が公開された。
28日、韓銀が沈相ジョン(シム・サンジョン)議員(正義党)に提出した「金利と所得の衝撃が限界世帯に及ぼすストレステスト(衝撃実験)」の結果によると、金利が1%ポイント上昇すると限界世帯は134万2000世帯(昨年3月基準)から143万世帯に8万8000世帯増加する。
限界世帯とは、純金融資産がマイナスで処分可能な所得に対する元利金償還額比率(DSR)が40%を超過する世帯をいう。簡単に言うと、金融負債が金融資産よりも多く年間所得の40%以上を借金の元金と利子の返済に充てているという意味だ。金融負債を保有している全体世帯に対する限界世帯の比率も金利1%ポイント上昇時に12.5%から13.3%に高まる。