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【コラム】中国語の歌を歌う5歳の韓国の子どもの未来

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2015.10.20 14:58
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家の近所にある飲食店がある。ここを通り過ぎるたびに「トンゾーン」という名前がどういう意味か気になっていた。ある日、その意味を知ることになった。ブタを意味する漢字「豚(トン)」に空間を意味する英語の「zone(ゾーン)」を合成した造語だった。「あ、サムギョプサル(豚のバラ肉)を売る店か」と悟った瞬間、やや興奮した。10年ほど前、韓国語を初めて習い、新しい単語を覚えるたびに感じた喜びと似ていた。当時はハングルで書かれた「セルフサービス」という言葉がどういう意味か分からなかった。

しかし今はもうこういう言葉に驚くこともない。フュージョンブームが起き、何でも混合して新しいものを作り出すことがありふれているからだ。「サムギョプサルを売るところ」という意味を持つ「トンゾーン」という店の名前も十分に考えられる。それでもロシア人である私にとって漢字と英語を混ぜて使う言葉はまだ慣れない。

私は「トンゾーン」という看板を見ながら、韓国が迎えている妙な経済状況を連想してみた。私が「セルフサービス」という単語の意味を把握しようと悩んでいた10余年前、韓国にとって米国ほど重要な経済パートナーはなかった。しかしその間に中国は米国を追い抜いて韓国の第1輸出対象国となった。もう太平洋を間に挟んで中国と米国は韓国経済の中心ラインを形成している。こうした環境の中で「トンゾーン」のような特異な飲食店の名前が登場したようだ。

 
中国が韓国社会にどれほど深く浸透しているかは生活の中で確認できる。ある晩、近所のコンビニで幼児が親と一緒にいた。4、5歳ほどの女児は「イェイェ(祖父)」と「ナイナイ(祖母)」という言葉が入った中国語の歌を大きな声で歌っていた。この場面を見て驚いた。

英語の幼稚園に続いて韓国には中国語の幼稚園もできたと聞いた。目の前で中国語の歌を歌う幼い子を実際に見ると、いろいろと思うことがあった。小学校に行く前から中国語を勉強する子どもたちの未来がどんな姿になるのか気になる。中国語と英語を一緒に使って調和した韓国の未来を導いていくだろうか。それともどちらか一方に傾くのだろうか。やや単純化すれば英語と中国語、米国と中国の間で韓国の未来は「生きるか死ぬか」の問題になるのかもしれない。

ちょうどこれを書く間、環太平洋経済連携協定(TPP)が妥結したという話が聞こえてきた。米国が主導してきたTPPは中国を含んでいない。韓国もその間、参加をためらってきた。しかしこの協定は韓国経済の未来に大きな影響を与える可能性がある。韓国が参加すれば中国との関係がどうなるか、あらかじめ知ることはできない。結局、「豚」(中国)か、「ゾーン」(米国)か、それとも「トンゾーン」(米国+中国)が可能なのか。韓国が直面した非常に難しい問題だ。(中央SUNDAY第449号)

イリーナ・コルグン韓国外国語大教授



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