ソウル大「世界初クローン犬」スナッピー商業化の危機

ソウル大「世界初クローン犬」スナッピー商業化の危機

2008年05月20日15時09分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  黄禹錫(ファン・ウソク)博士と李炳千(イ・ビョンチョン)ソウル大教授チームは2005年4月、スナッピーを誕生させた。世界初のクローン犬だった。動物で最も難しい犬のクローニングの成功は、韓国科学界の勝利だと評価された。黄博士の幹細胞論文捏造事件のときもスナッピー(左)の複製は独歩的な技術として認められた。李教授チームは以後にもオオカミ、麻薬探知犬クローンなどに相次いで成功したと発表した。

  そんなソウル大の動物複製技術が事業化段階で障害にぶつかった。ソウル大持ち株会社は当初動物複製子会社を設立する計画だった。しかし、最近、これを事実上撤回した。クローン羊ドリー(右)の特許を管理する会社が訴訟を申し立てる動きを見せたからだ。世界最高の水準だと評価を受けた国内動物複製技術の事業化に支障を起こすものと懸念されている。

  ドリー複製特許を管理する米国のスタートライセンシング社(Start Licensing,Inc.)の特許担当法律諮問代表キャメロン・キング氏は、最近本紙との電子メールおよび電話インタビューで「核置換技術を利用し、犬のクローニングに成功したソウル大はイギリスロスリン研究所の(源泉)技術を利用した」と主張した。彼は「イヌ科の動物を含む動物複製が商業的に使われる場合、当社の特許権を侵害することになるので法的対応を考慮している」と話した。

  ロスリン研究所側は韓国に動物クローン関連で3件以上の特許を登録している。黄禹錫博士と李炳千博士研究チームは、これより遅くスナッピー複製技術で国内特許を確保した。

  ソウル大獣医学部側は訴訟の可能性に備え3月、国内法律事務所に分析を依頼した。ソウル大によればA特許法律事務所が先月14日に提出した報告書には「ソウル大のイヌ科動物クローン技術がロスリン側の特許の一部を侵害する可能性がある」という内容が含まれていたものと伝わった。しかしソウル大獣医学部側は「世界的にイヌ科動物のクローン技術はソウル大しか持っていない固有の技術」だとして特許侵害の可能性を一蹴している。獣医学部関係者は「ドリーの特許が広すぎてほかの発明者の権限を侵害する。ドリーとスナッピーは全く違う特許」と述べた。

  それにもかかわらず、ソウル大持ち株会社推進団関係者は「スタートライセンシング社が訴訟を申し立てた場合、5年以上訴訟に巻き込まれるものと予想され、費用も相当かかる」とし「危険を減らすために動物クローン事業を事実上撤回することにした」と明らかにした。

  ソウル大出身者たちが起業したバイオベンチャーRNLバイオが2月、米国の顧客と5万ドルでペット犬をクローニングする契約を締結したと発表した事業も、スタートライセンシング社が訴訟を検討するとしたため現在、足踏みしている状態だと伝えられた。
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