－－リーダーシップの原則があるならば。

「意思決定を適時に行うことだ。高いリスクを伴う先端メーカーを導いていくための必須要素だ。現在どんなことが起きていて構成員がどのようにすれば問題を解決できるのか、いち早く把握して決定を下さなければならない。適合する人材を探して共同の目標を達成するための動機づけをするのもリーダーの役割だ」

構成員の間のバランスも重要だといった。彼は「エンジニアの比重が高い企業であるほど、顧客から直接的なフィードバックを受けることが重要だ」として「私たちは顧客を相手にするマーケティング部署にも大きな比重を置いてエンジニアと適切なバランスを維持している」と話した。

－－サムスン電子、現代・起亜車のような韓国のグローバル企業がグローバルトップ企業として新たに出るには、どんな努力が必要だろうか。

「私たちが助言できる立場ではない。彼らの技術、市場支配力、製品はすでに十分に国際的な水準に上がった。ある面ではエアバスよりも先んじた企業だと思う。むしろ第２、第３のサムスン・現代を育てることが与えられた課題だ」

－－韓国の読者に残したい話は。

「韓国・欧州は、産業競争力の面だけでなく文化と価値も大きく異ならない。韓国の当面の課題は欧州と似ている。未来は中国や国際開発の関連イシューが重要だろう。ここで韓国と欧州間の産業協力がさらに多くなることを願う。韓国は米国だけでなく欧州とも交流してバランスを見出さなければならない。欧州との活発な協業は、韓国にもさまざまな面で多くの利益をもたらすだろう」




＜世界革新企業욉、未来５０年を語る＞（３）エアバスのブレジエ会長…競争力の秘訣（上）