韓国、国の負債が1千兆ウォン…「手に負えない」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.17 11:10
政府が毎年実際より膨らませた歳入見通しを掲げたために不足した歳入を赤字国債で埋め合わせ始めてからも長い。昨年も政府は今年の成長率4%を前提に予算総収入を372兆6000億ウォンと設定した。しかし成長率が2%台に落ち込み、4月に追加補正予算を通じ12兆ウォン規模の歳入拡充をしたが、再び7兆~8兆ウォンの歳入欠損が予想されている。今年の財政赤字は最大30兆ウォンに達すると予想されている。この部分は再び国の負債を雪だるま式に増やす原因になる。
このように毎年実際より誇張された予算を編成し歳入が不足したことがわかると追加補正予算を通じて国債を発行することが繰り返され国の債務が雪だるま式に増えているのだ。公共機関負債が急増するのも中を覗いて見れば「経済体力」より誇張された政府予算増加と密接な関係がある。政府が歳入予算が不足すると公共機関に金を借りさせ政府事業を推進するためだ。4大河川工事を主管した水資源公社の負債比率が2007年の16%から昨年末には123%に増えたのが代表的な事例だ。昨年末に167兆8000億ウォンで公共機関負債規模1位であるLHの負債比率が466%まで急上昇したのも政権が変わるたびに注ぎ込んだ道路・住宅のような政府建設事業の結果だ。