ミャンマー「長井さん死亡に謝罪」…日本、特使急派へ
共同通信が29日に報じたところによると、ミャンマーのニャン・ウィン外相は28日午後(現地時間)、米ニューヨークの国連本部で高村正彦外相に会い「日本人が亡くなったことは誠に申し訳ない」と謝罪し、「デモは沈静化しつつあり、われわれも自制していきたい」と事態収拾に努める考えを示した。
高村外相はこの席で、長井健司さん(50)が銃撃され死亡したことについて「大変遺憾であり、強く抗議する」と、日本政府として厳重抗議した模様だ。APF通信社の契約カメラマン、長井さんは27日夜、反政府デモが続くミャンマーのヤンゴンで取材中に死亡した。長井さんは、鎮圧軍の銃撃で倒れた後も撮影を続け、大きな反響を呼んだ。