韓国の百貨店、10年前の日本の失敗に似ていく(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.12.06 09:26
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東洋最大規模を誇る現代百貨店板橋店。(写真=中央フォト)
これに対し雑貨売り上げは8517億円から1兆115億円に18.7%増えた。服は安いものを買っても、自身を表現する貴金属、バッグ、化粧品などにはお金を惜しまない最近の消費トレンドが反映された結果だ。
韓国でもこうした兆しが見られる。韓国の百貨店も衣類が売り上げの3分の1を占める。しかし今年7~9月期の女性スーツの売り上げは前年同期比2.2%減少したほか、女性カジュアルが4.5%減、男性衣類が6.4%減など衣類の減少傾向が目立つ。服が売れないため百貨店売り上げも2013年の29兆8000億ウォンから2014年が29兆3230億ウォン、2015年が29兆2020億ウォンと減少した。百貨店業界関係者は「衣類の消費性向がブランド中心からSPAブランドを中心にした実利型に変わった。百貨店でデザインとブランドを選び購入はオンラインでする消費者も少なくない」と紹介した。実際に産業通商資源部によるとオープンマーケットの10月のファッション・衣類消費増加率は全品目で最も高い前年同月比69.7%だった。米国もやはりこうした消費文化の変化の中でメイシーズをはじめとしてコールズ、サックス・フィフス・アベニューなど大型百貨店チェーンが売り場を大挙縮小するなどスリム化に乗り出した。