【グローバルアイ】外交課題になった歴史の捕虜=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.04.20 07:54
先月中旬、安倍晋三首相の米国議会上・下院合同演説をめぐり、米国内の戦争捕虜支援団体が反対声明を出した。
太平洋戦争当時に日本軍の捕虜になった人たちを支援する「全米バターン・コレヒドール防衛兵の会」が議会に書面声明を送り、安倍首相に対して過去の戦争犯罪に関する謝罪を要求した。しかしこれがすべてではない。
8日後の先月26日(現地時間)、米国防総省は太平洋戦争に関する動画をホームページリンクを通じてユーチューブに載せた。その内容は戦争捕虜支援団体の主張に反論するような趣旨だ。国防総省は「過去の敵は現在の友」と題した動画で、米軍参戦勇士が太平洋戦争当時の激戦地である硫黄島を訪問し、日本と和解する内容を入れた。動画には初老の参戦者が「我々は以前(日本と)敵だったが、今は友人」と話す場面が登場する。別の参戦者が「私は91歳で、余生は長くない」とし、同じく和解を語る内容も出てくる。日本を訪問したデンプシー米統合参謀本部議長が安倍首相を表敬訪問し、「米国と日本の“絆”はこれ以上強くなりえない」と評価した直後だった。