東日本大地震後に変化した日本社会…まるで敗戦直後のよう(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.06.27 15:22
3月11日午後2時46分に東日本大地震が発生してから100日と1週間が過ぎた。 福島第1原発はまだ収拾の糸口を見いだせない‘進行形’だ。 しかし日本人の意識・行動にはすでに大きな変化が表れている。 大地震が社会統合の触媒剤として作用しているのだ。 一部では「明治維新後や第2次世界大戦敗戦直後に表れた変化の幅と似ている」という分析もある。 経済界の動きはもっと大きい。 生存のために世界最高の製造工場というプライドを捨てて、海外、特に韓国との協力を強く追求している。 これに関しソウルジャパンクラブの粟谷勉三菱コリア社長(59)は中央日報とのインタビューで、韓国との部品協力に対する強い希望を表した。
社会の変化は「3S」に要約される。
まずは「誠実(seriousness)」を尊重する若者の登場だ。 名づけて「3・11世代」。 先月、東京経済大学は新入生にアンケート調査を行った。 「価値観と生活が変わった」という回答が70.1%にのぼった。 同大学の関沢英彦教授は「先日、学生にアニメーションの方向について尋ねたところ、驚くことに予想もできなかった回答があった」と述べた。 「これまでアニメーションは平穏な日常を嫌悪し、極限に逃避する傾向が強かったが、今後はこうした傾向が減っていくだろう。 現実世界でこうした悲惨さを体験したからだ。 今後は建設的な人間像と希望を描写することになるだろう」。 日常に忠実で些細なことも大切に考える「誠実さ」が広まっている。