成長の火種かデフレの信管か…岐路に立つ個人負債1060兆ウォン
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.26 11:10
急速に増加している個人負債が景気回復の足を引っ張っている。韓国銀行が25日に出した家計信用統計によると、9月の個人負債は3カ月前と比較して22兆ウォン急増した。残高は1060兆3000億ウォンで、昨年第2四半期から6四半期にわたり過去最高記録を更新している。
個人負債の増加をリードしたのは住宅担保貸付だ。9月現在で銀行の住宅担保貸付は3カ月前より11兆9000億ウォン増えた350兆2000億ウォンを記録した。貯蓄銀行や協同組合のような非銀行預金取り扱い機関の住宅担保貸付はこの期間に1兆3000億ウォン増え95兆ウォンとなった。ノンバンクの住宅担保貸付増加速度は停滞し代わりに銀行の貸付が大幅に増えた。住宅担保認定比率(LTV)と総負債償還比率(DTI)の規制が解除されノンバンクより相対的に金利が低い銀行に貸付の乗り換えが進んでいるという話だ。