２０１８ロシアワールドカップ（Ｗ杯）がフランスの優勝で幕を下ろした。特に今回のＷ杯は話題が多く、世界の人々の視線を集めた。

まず、決勝戦の試合中に観客が乱入する場面があった。乱入した観客は反プーチン運動ロックバンド「プッシーライオット」だ。社会問題や女性の権利に関するメッセージを込めて歌うロシアのパンクロックバンドで、２０１２年２月にクレムリン付近のモスクワ正教会聖堂でプーチン大統領候補の３期執権に反対するゲリラ公演をし、メンバー２人が２２カ月間の収監生活を送った。

ブラジルのネイマールとフランスのムバッペは非紳士的なプレーで非難を浴びた。ネイマールは相手選手と接触した後に芝の上に倒れて時間を稼ぎ、ムバッペはベルギーとの準決勝でボールを渡さず遅延行為をしてイエローカードを受けた。

日本のポーランド戦のパス回しも論議を呼んだ。当時、ポーランドと引き分ければ決勝トーナメントに進出する可能性が高まった日本は後半３０分ごろから自陣でパス回しを始めた。観客席からはブーイングが出て、試合後には世界の多くのメディアが日本のプレーを非難した。英インディペンデント紙は「日本は４万２０００人の観客、そして数百万人の視聴者にこうした競技を見せて決勝トーナメントに進出した」と指摘し、スペインのマルカ紙は「恥ずかしい姿で終えた」と批判した。