韓国、11カ月ぶりにS&P格付け上昇…極めて異例(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.08.09 13:04
S&Pは韓国の格付けを引き上げた理由として大きく3種類を挙げた。順調な経済成長、対外健全性改善持続、十分な財政・通貨政策余力だ。S&Pはこの日出した報道資料を通じ、「韓国の今年の国内総生産(GDP)成長率は2.6%と予想されるが、これは主要先進国の0.3~1.5%より高い」と評価した。
一方では格付け引き上げが現在の体感景気とは異なる状況という指摘も出ている。漢陽大学経営学部のイ・サンビン教授は「国債格付けは韓国政府と公企業が金を借りた時にしっかり返済できるかを評価した指標。格付けが高まったというのは良い話だが、韓国の経済状況が今後良くなるかどうかとは違った問題だ」と話した。「韓国の負債返済能力が改善された」という程度だけで解釈しなければならないという話だ。