「私は漁船? 魚を獲る目を付けるなんて…統営という名前だけでも変えてくれ」(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.11.26 11:19
後に目がおかしい理由が分かった。防衛事業庁が買った ソナーに問題があった。水中無人探知ロボットも同じだった。恥ずかしくて生きていけない。魚を獲る漁船に付けるものを先端救助艦の私に付けるとは。それを何倍も高い値段で買ってきたというのだからあきれる。
この目を付けた人たちは今、検察に呼ばれて調査を受けている。さらに朴槿恵(パク・クネ)大統領まで動いて私をこのようにした人たちを叱れと言った。私のために今、世の中が騒々しい。検察、警察、国税庁、国家情報院、監査院、軍、金融監督院。なんと7つの政府機関が参加する合同捜査団まで設置された。
私が悪いわけではない。私は今すぐにでも海上を駆け回りたい。ところが人々は「問題児を連れて行ってどこに使うのか」と話す。よく考えると、片目を除けば十分に働ける。
最近、巨済造船所は私にとって温かい故郷ではなくトゲの座布団だ。下宿代(遅滞金)は980億ウォン(約100億円)も積もった。毎日、肩身が狭い。救助艦なのに前を見えないため、他の船が私を救助しなければいけないとコソコソと話す声まで聞こえる。どうか、2、3年後に生まれる私の弟の救助艦だけはこんな目にあわないでほしい。私がつらい思いをしただけに切実に訴える。
「誰か私を助けることはできないだろうか。人々から指を差される『統営』という名前だけでもどうにかして変えることにはできないだろうか」。
「私は漁船? 魚を獲る目を付けるなんて…統営という名前だけでも変えてくれ」(1)