【社説】極度の警戒心を抱いて韓半島8月危機説に対処を
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.10 09:09
韓半島(朝鮮半島)が極度の安保危機状況を迎えている。米国防情報局報告書によると、北朝鮮はすでに大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載する核弾頭の小型化に成功したという。韓半島の戦略均衡が崩壊する直前だ。北朝鮮がICBM大気圏再進入技術を保有したかについては論争があるが、これも時間の問題にすぎない。北朝鮮の核・ICBM完成は、米国の北朝鮮に対する報復が自由でなくなるという点で、韓半島の安保地形を根本的に変える衝撃だ。韓国としては核を頭の上にのせて暮らす時代を迎えることになる。国防情報局は北朝鮮が少なくとも60個の核兵器を保有したと評価している。
こうした中、米国と北朝鮮が最近、実際に戦争を予告するような発言を続け、緊張を高めている。トランプ米大統領は8日、「北が威嚇を続ければ『炎と怒り(fire and fury)』を目の当たりにする」と強く警告した。AP通信がトランプ大統領の表現を「歴史上類例がない」と伝えるほど北核高度化に対する米国の深刻な懸念を読み取ることができる。