済州第2空港、城山日出峰から10分の距離に建設
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.11.11 08:46
済州島(チェジュド)に空港がもうひとつ誕生する。韓国政府の計画がそのまま実現すれば、2025年に西帰浦市(ソグィポシ)に空港が開港する。国土交通部は10日、利用客の増加で近く済州空港の受け入れ能力が限界に直面すると判断し第2空港の建設を決めたと発表した。西帰浦市新山里(シンサンリ)一帯に建設される新空港の面積は約495万平方メートルで、済州市の済州空港の約360平方メートルより広い。長さ3.2キロメートル、幅60メートルの滑走路1本が作られる。国土交通部は「既存の空港を閉鎖して新空港を作るよりも環境への影響が少なく、相対的に工事費(推定4兆1000億ウォン)も抑えられるため第2空港の新設を選んだ」と話した。城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)から車で約10分の距離にある新山里地域は済州空港から南東に40キロメートルほど離れており航路が重ならない。近隣地域に比べ居住者の数が少ないことも国土交通部の選択に影響を及ぼした。
済州空港の利用客は2005年の1135万人から昨年は2320万人に急増した。国土交通部によると2018年に2830万人、2020年には3211万人に増える見通しだ。国土交通部のナ・ウンジン空港政策課長は、「2018年には済州空港が飽和状態になる。年末に予備妥当性調査を経て設立基本計画をまとめる」と話した。