旧正月、韓国人の10%はポケモンGOを楽しんだ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.01.31 08:06
旧正月の28日夜、商店の明かりも消えたソウル恩平区(ウンピョング)のある路地に近所の若者が一人、二人と集まった。立ち止まったところは中華料理店の入口にある石像の前だった。すでに15人がスマートフォンの画面を触っていた。「ポケモンGO」ゲームをしながら「ポケストップ」を探しに来た人たちだ。ポケモンを捕まえるには「モンスターボール」というアイテムが必要だが、このボールを指定された「ポケストップ」で入手できるからだ。付近の住民イさん(36)は「旧正月の料理を食べ過ぎて消化もしないので散歩を兼ねてポケストップを探しに来た。この時間にこの路地にこれほどの人たちが集まっているのを初めて見た」と話した。
「ポケモンGO」は任天堂が米国拡張現実(AR)企業ナイアンティックと共同で開発し、昨年7月に配信を始めたゲーム。街中を歩きながら衛星利用測位システム(GPS)を利用してポケモンを捕まえ、対決するという内容だ。
韓国では束草(ソクチョ)など一部の地域に限りゲームが可能だったが、24日に正式に配信が始まり、全国で楽しめるようになった。配信直後に旧正月連休に入ったため、ポケモンGOの利用者が爆発的に増えた。モバイル市場分析会社ワイズアプがアンドロイドフォン使用者2万3000人を標本調査した推定値によると、24日に291万人だった一日の利用者数は旧正月当日の28日には524万人に増えた。国民の10人に1人は旧正月にポケモンGOゲームをしたということだ。