今回はマララさん…「ノーベル平和賞は論争を呼ぶ賞」(1)

今回はマララさん…「ノーベル平和賞は論争を呼ぶ賞」(1)

2014年10月13日08時21分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  歴代最年少ノーベル平和賞受賞者に選ばれたパキスタンの少女マララ・ユスフザイさん(17)は自叙伝『私はマララ』にこのように書いた。「弟のクシャルは姉が何をしたからといって世界的な注目を浴びるのかと心配している」。9日(現地時間)のノーベル平和賞発表を見て、こうした疑問を抱いたのはクシャルだけではないようだ。マララが立派な人物でないからではなく、ノーベル平和賞の選定基準と過程のあいまいさのためだ。

  平和のアイコン格であるマハトマ・ガンジー(1869-1948)も受けていないノーベル平和賞をめぐり、米言論人ジェイ・ノルディルリンガーは『平和だと彼らは話す』で「ノーベル平和賞は最も有名で、最も論争を呼ぶ賞」と述べた。ガンジーは5回も候補に指名されたが、受賞者と発表される数日前に暗殺された。

  アルフレッド・ノーベル(1833-1896)はノーベル平和賞が「国家間の友愛のために、軍兵力の廃止・縮小のために、平和増進のために最大または最高の努力をした人や機関」に授与されるようにした。物理学賞のように客観的な評価が不可能な「平和」という抽象性の中で1901年から授与されてきたノーベル平和賞は、平和よりも論争を数多く呼んだ。タイムズ紙が2011年に選定した歴代ノーベル賞論争10件のうち7件がノーベル平和賞だった。ノーベル平和賞受賞者の一部が戦争を助長したなどの理由で「ノーベル平和賞でなく『ノーベル戦争賞』と呼ばなければいけない」(ハフィントンポスト)という皮肉まで出ている。

  中東の平和に寄与した功労で1994年にイツハク・ラビン・イスラエル首相、シモン・ペレス・イスラエル外相とともにノーベル平和賞を共同受賞したヤセル・アラファト・パレスチナ解放機構(PLO)議長については「テロリストに平和賞を与えることはできない」と抗議し、選定委員が脱退する騒ぎも生じた。

今回はマララさん…「ノーベル平和賞は論争を呼ぶ賞」(2)
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