【社説】文在寅政府発足2年、「親文」金太年議員完敗の意味
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.05.10 11:01
共に民主党の李仁栄(イ・イニョン)議員の当選のように金太年(キム・テニョン)議員の落選が注目を浴びた与党院内代表選だった。落選した金議員は文在寅(ムン・ジェイン)政府引継ぎ委員会格である国政企画諮問委員会の副委員長を務めた、自他共に認める「親文」直系議員だ。李海チャン(イ・ヘチャン)代表体制では政策委議長を務めていた主流・党権派の核心といえる。そのような金議員が一昨日、院内代表選にしては圧倒的票差(76票対49票)で李仁栄議員に敗北した。それも文大統領就任2周年を目の前にした時点でだ。
新任の李仁栄院内代表は「非文」とは言えないが、民主平和国民連帯系所属として親文系とは距離を維持してきた人物と評価されている。だから与党議員が親文・主流をけん制して李院内代表を選択したのは異変であり、権力内部の微妙な地形変化と見られる。与党議員がなぜこのような選択をしたのかは明白だ。