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【コラム】答えを1つだけ強要する「正解社会」の副作用=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2016.06.21 13:30
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また1つだけの正解が手の平をひっくり返すように変わるケースも多い。以前は大企業の過剰投資を問題にしていたが近頃はあまりにも投資をしないと大騒ぎで、大企業トップの持分率が高いという批判はいつのまにか低いという批判に変わった。状況によっても変わる。外国企業が韓国に投資してお金を稼げば稼いで行ったから国富流出、韓国企業が外国に投資して金を稼げば、外国に投資したから国富流出だというのだ。右往左往する「正解」に企業だけが苦しくなる。

政治も同じだ。国会で摩擦が頻繁に発生する理由は、各党が持ついくつかの良い答えを認めずに自分の考えだけが正しいと主張するからだ。国家発展のための答えがどうして1つだけだろうか。宗教の自由を認めてこそ紛争がないように、相手の党に対する認定と尊重こそが国家発展の第一歩だ。

 
このように硬直した正解文化は、さまざまな社会的副作用を生む。まず創造性が欠如する。アニカ・ソレンスタムなど名誉の殿堂入りした世界的な女性ゴルファーを見れば、ほとんどが自分なりの創造的なスイングフォームを持っている。自分の体にとって最も効率の高い「良い答え」を探したのだ。一方、韓国の指導者はそのようなフォームをまねるなと教えることさえする。そうするうちに韓国の選手たちの大部分は体形とは関係なく、ほとんど同じ「教科書」的なフォームを駆使する。

また社会的な正解からはずれれば、ほかの人々から行き過ぎた関心を集めて人生が疲弊する。ある高位公職者が明るい色の官用車に乗ったことがメディアで記事化されるほどだ。世界的な幸福心理学者であるソ・ウングク教授は、経済力があるにもかかわらず韓国・日本などの幸福度が少ない主な原因として低い「心理的自由度」を挙げた。相手方をありのままに認めるよりも社会に合わせることを強要・干渉する傾向が高いということだ。

今や正解を盲信する社会的雰囲気から抜け出さなければならない。その土台には、それぞれ違うということを認めて尊重することが最初の徳性であろう。正解だけに固執することはやめよう。「良い答え」が「正しい答え」だ。

イ・スンチョル全国経済人連合会副会長


【コラム】答えを1つだけ強要する「正解社会」の副作炗=韓国(1)

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