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【コラム】塩野七生の「絶好のチャンス」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2014.09.18 10:33
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寄稿は「朝日の告白は対処のやり方しだいで絶好のチャンスに変わることができる。…特に米国の空気の流れを変える好機にできるか否かは、国政担当者、メディアをはじめとする日本人全体が膿を絞り出す勇気があるかどうかにかかっている」とした。塩野が心酔したマキアヴェッリを思い出す。マキアヴェッリの主要な言語は機会と決断だ。

絶好のチャンスには前提条件が必要だ。吉田発言の影響力が圧倒的でなければならない。それは良心の宣言として注目を浴びた。しかし韓国社会の関心は長く続かなかった。慰安婦女性の相次ぐ暴露のためだ。おばあさんの肉声陳述は威力的だ。吉田の証言より決定的だった。朝日の誤報騒動の波紋は制限的だ。吉田証言が抜けても事実は堅固だ。「強制動員」の真実はもつれない。絶好の条件は満たされない。膿を絞り出す勇気も作動しにくい。

 
「慎重と人間味を持って節制された方式で進め、行き過ぎた確信が不注意にさせる」--マキアヴェッリの『君主』(第17章)の一節だ。行き過ぎた確信は知的な貪欲を生む。塩野がつかんだ「絶好の機会」は消えるしかない。慰安婦強制動員の事実は多様で豊富だ。川田文子の『赤瓦の家』(1987年出版)もある。その本は日本軍慰安婦として連行されたペ・ボンギ氏の話だ。

安倍晋三首相は朝日の事態を活用する。右翼勢力は河野談話(1993.8)の変更を狙う。しかし河野談話は吉田の陳述を反映しなかった。

慰安婦問題は記憶と記録の戦争だ。記憶は記録として伝播、保存される。韓国は記録精神で日本に劣る。おばあさんの口述はそれなりの形を持っている。その完成度は拡張しなければならない。

記録戦争は精密さを要求する。その戦線で悲憤が優先されてはならない。政治は後ろに退かなければならない。政治と歴史が結びつけば慷慨が目立つ。事実と真実の追跡と蓄積の情熱は落ちる。安倍首相の過去の歴史暴走はとまらない。その対処は強弱を兼ね備えなければならない。政治と歴史、政治と文化は分けられなければならない。それが嫌韓勢力の拡大を防ぐ。韓流派の再起を図る。歴史戦争は情熱と洗練美を要求する。

パク・ポギュン論説委員


【コラム】塩野七生の「絶好のチャンス」(1)

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