【コラム】韓国経済が差し掛かった未知の道(1)

【コラム】韓国経済が差し掛かった未知の道(1)

2012年07月25日11時46分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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韓国経済がは未知の道に差し掛かっている。
  未来はいつも予測しにくいが現在の状況が厳しいほどその不確実性がより大きくなる傾向がある。韓国経済が直面した状況がまさにそれだ。景気が長期にわたり不振を免れられない中、いつ回復するかは計りにくく、それによる不確実性と不安感が投資と消費の足を引っ張る。投資と消費の不振は成長鈍化と景気低迷を招き、これは再び未来に対する不安感を増幅させる。

  問題はこのような悪循環が一般的な景気循環過程や突発的な海外の悪材料による一時的な現象でないかわからないということだ。韓国経済はこれまで各種逆境と危機を乗り越えて粘り強く成長してきた。1970年代のオイルショックと97年の通貨危機、2008年のグローバル金融危機に至るまで多少の屈曲と離脱はあったがすぐ成長軌道に復帰する怪力を発揮した。ところが今回はなぜか違って見える。まず危機の後すぐに回復してきた過去のV字型反騰の弾力がまったく見られない。さらに成長率曲線が潜在成長率軌道を離脱した後ますます下落する異常な形態が固定化される姿を見せている。もしかして韓国経済が類例のない長期沈滞と構造的な低成長の道に差し掛かったのではないかと疑問に感じる理由だ。もしそうならこの道は韓国経済がこれまで一度も経験したことがない未知の道だ。過去の処方と解決法では本来の軌道に戻って来られない新しい道に入り込んだのかもわからないという話だ。

  このように疑うほどのいくつかの理由がある。まず世界経済が一緒に沈滞したせいで輸出に活路を見出すのが難しい。オイルショックの後にはオイルマネーを基にした海外建設特需があったし、通貨危機の時は先進国の景気が良かった。金融危機の時は世界的な政策協調を通じて景気を浮揚することができた。ところが今回は米国と欧州がともに低迷している上、中国を含めた新興国まで成長のエンジンが冷めている。国際的な政策調整を引き出すグローバルリーダーシップも見えない。過去と違い当面は輸出に成長動力を求めるのは難しいという話だ。それなら内需にでも期待しなければならないはずだがこれさえも不如意だ。伝統的な内需産業はすでに輸出大企業との連結の輪が切れて久しく、ばく大な借金の上にある家計は資産価値の下落が重なり消費の意欲を喪失した。輸出と内需が同時に振るわない状況で経済が成長することはできないものだ。景気低迷が長期化して成長率が下落する構造が固定しているのだ。メリルリンチは最悪の場合、今年の韓国の成長率は2%を下回りかねないと警告した。

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