中国人留学生はなぜ反韓感情をもつことになるのか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2011.02.06 12:44
先月14日、ある大学が中国人留学生と関連した緊急記者会見を行った。「ニセ留学生」140人を退学処分するという発表だった。学籍簿に名前だけ登録しておき実際にはアルバイトに熱中していた留学生を追い出したのだ。一部の学生は大学から数百キロメートル離れたところに居住しアルバイトをしていた。学校に提出した語学証明書が偽造とわかった事例もあった。韓国の話ではない。日本の青森大学で起きたことだ。朝日新聞など日本のメディアは“新鮮な衝撃”と報道した。日本政府と大学が中国人留学生誘致のために走っている状況で出てきた逆行であるためだ。
こうした状況が韓国でも発生する可能性があるだろうか? No、構造的に不可能だ。授業についていけず自ら退学することはできても、学校が退学させる事例はまだない。それでも韓国に来た留学生全員がしっかりやっているという意味ではない。学校の現場に行ってみよう。京畿道平沢(キョンギド・ピョンテク)のP大学で経営学概論を教えているキム教授。「50人の受講生のうち30人余りが中国人留学生です。そのうち10人余りは2~3週目の講義から欠席します。受講学生でも半分以上は内容を理解できません。隅っこに集まって雑談するのが常です。韓国学生たちは授業を邪魔する彼らを恨みのまなざしで見ています」。
キム教授は、「授業から抜け出した学生はほとんどが近隣の工業団地でアルバイトをしている」とため息をついた。韓国人学生と中国人留学生はこのように遠ざかっている。記者が「F単位を与えれば良いことではないのか」と尋ねるとすぐに。「学校の政策上それはできない」と答えた。より多くの留学生を誘致しようとする大学の政策に外れるためとのことだ。