韓国で金買い入れブーム、海外大口投資家は疑問視(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.03.11 11:40
韓国での時ならぬ金買い入れブームの一次的原因は低価格で確保しようという心理だ。 「安全資産である金を安い時に買っておく」というものだ。韓国銀行の外貨準備高のうち金の割合は1.5%にしかならない。台湾の5.6%、タイの4.5%より少ない。スーパーリッチらもインゴットバー価格が大きく下がったいまが購入のタイミングとみている。1キログラムのインゴットバー価格は1個当たり6370万ウォンから7000万ウォン以上だった1年前より10%以上下がっている。
また別の理由は節税だ。贈与税・相続税を払わずに子どもに財産を譲るための手段として金に注目しているということだ。金は預金・不動産と違い贈与や相続の有無を税務当局に申告しなくても良い。売る時も売買差益に対し税金を払わない。ヤン・スギョン氏は「今年に入り税法施行令が改正され金融所得総合課税対象(年2000万ウォン以上)になるのを避けるため預金を解約してインゴットバーを買う人もいる」と話した。