ＬＧ電子とオスラムの特許訴訟戦は、６月にオスラムがドイツで訴訟を起こして始まった。当時オスラムは独ハンブルク地裁にＬＧ電子を相手取り特許侵害および損害賠償請求訴訟を起こした。 ＬＧ電子がＬＥＤパッケージ技術と「ホワイトコンバージョン」技術、配列技術など核心特許４件を侵害したというのが訴訟の理由だ。オスラムは米国の国際貿易委員会（ＩＴＣ）と日本・中国の裁判所に同じ内容の訴訟を起こした。

これに対してＬＧ電子も即時対応に乗り出した。 ＬＧイノテックとともに６月末、ソウル中央地裁にオスラムが自社の特許７件を侵害したとして侵害禁止および損害賠償請求訴訟を提起した。 ＬＧが侵害されたと主張する特許は照明技術と自動車用チップを覆うパッケージ技術など。その後、ＬＧも中国特許庁、米国のＩＴＣとデラウェア地裁、中国の裁判所にオスラムを提訴し、今回の訴訟で特許訴訟戦は自動車分野にまで広がった。

ＬＧ電子特許センター長の李定桓（イ・ジョンファン）副社長は「ＬＧ電子とＬＧイノテックは正当な権利保護のため、またオスラムの不当な特許訴訟と特許侵害行為に対応するため、断固たる措置を取っている」と述べた。

ＬＧ電子の関係者は「今回の訴訟はドイツ輸入自動車会社を対象としているが、根本的な原因はオスラムの不法侵害行為にある」とし「オスラムの誠意ある答弁や解決努力がなければ、ＬＧとオスラムのグローバル訴訟は拡大し、長期化するしかない」と述べた。 ＬＧ電子とＬＧイノテックは世界的に４０００件余りのＬＥＤ関連特許を保有していると明らかにした。


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