北東アジア初の複合リゾートがオープン…韓国の観光産業のパラダイム変える(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.03.23 13:06
チョン会長はパラダイスシティの立地条件も格別だと説明する。彼は「北東アジアの主要都市だけでなく首都圏からも近く、海外旅行客やトランジット客だけでなく韓国人も容易に立ち寄れる」と話した。韓流5.0基盤のアートテインメント(Art+Entertainment)のコンセプトも差別化ポイントに挙げた。韓流5.0はチョン会長がパラダイスシティ開発のコンセプトをめぐり悩んでいる時に会ったシーザーズ・エンターテインメントのゲイリー・ラブマン最高経営責任者(CEO)の助言にヒントを得たものだ。当時ラブマンCEOは「韓流があるのに何を心配するのか」と話した。ただの韓流なら飽きられないだろうか。チョン会長はスタッフと額を突き合わせ新しい概念の韓流を考案し、これをここに適用した。彼は韓流1.0がドラマ、2.0がK-POP、3.0がKムービーとKビューティー、4.0がKライフスタイル中心なら、5.0バージョンは東洋と西洋の文化と価値を融合して世界の人が楽しめるKスタイルが核心だと定義した。
通常の複合リゾートと独特な芸術的要素もここの自慢だ。世界の産業デザイン界の巨匠であるアレッサンドロ・メンディーニとコラボした「パラダイスプルースト」をはじめ、ダミアン・ハースト、草間彌生、イ・ガンソ、オ・スファンら内外の有名作家の作品100点ほどを含め2700点に上る芸術品をここで見ることができる。米バークレー大学で音楽を、弘益(ホンイク)大学国際デザイン専門大学院(IDAS)でデザインを専攻し、世界各地を旅行し多様な経験を積んだチョン会長のルネッサンス的感性から始まった結果だ。