【コラム】「経済の慢性疾患」悪化させる韓国政治(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.12.30 14:55
2015年が暮れていく。今年は、グローバル金融危機の余波をよく耐え抜いて巡航した韓国経済がグローバルリスク要因によってよろめく姿が著しい1年だった。
最初に、数年間イシューになりながら経済を抑えつけていた米国の金利引き上げが断行され、その余波はさまざまに作用している。韓国からの資本流出がそれほど深刻ではなかったが、逆風は多様に吹いている。米国の基準金利が0.25ポイント上昇して金利上限が年0.5%になったが、韓国の基準金利とはまだ1ポイント程度の差が出ている状況だ。韓国の早期金利引き上げの可能性はそれほど大きくないのに貸し出し審査の強化措置などとかみ合いながら住居価格上昇の勢いが鈍化するなどの副作用があらわれている。