【中央時評】李明博の回顧録、半分の勇気(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2015.02.04 11:21
ところがそうではない。本を閉じることができない。重要なものが抜けたのだ。それは他でもない告白の勇気だ。回顧録に広報は多いが、懺悔はない。李大統領には重要な失策3つがある。兄の李相得(イ・サンドゥク)、朴槿恵(パク・クネ)、そして延坪島(ヨンピョンド)だ。これに関する真実が本にはない。
国民の声を聞いていれば、李大統領は李相得事態を防げただろう。李大統領が執権すると、多くの国民が兄の出馬に反対した。歴代政権で見られた親族の問題を記憶していたからだ。ところが李大統領は血縁に頼った。結局、兄に人とお金が集まった。兄は資源外交で避けたが、それも非正常だった。ついに出てくるものが出てきた。金泳三(キム・ヨンサム)の息子の賢哲(ヒョンチョル)は銀行口座、金大中(キム・デジュン)の息子の弘業(ホンオプ)はマンションのベランダ、盧武鉉(ノ・ムヒョン)の家族はラーメンの箱からお金が出てきた。兄の李相得はタンスだった。兄の友人、補佐官、大統領の友人、大統領夫人の親戚も監獄へ行った。