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三星電子、来年8兆5000億ウォン投資へ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2009.10.31 13:50
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三星(サムスン)電子が来年、半導体部門投資5兆5000億ウォン(約4174億円)、液晶画面(LCD)部門投資3兆ウォンなど、総額8兆5000億ウォン以上を投資すると30日、明らかにした。

30日、第3四半期実績を発表する席でのことだ。同社は2003年以後、毎年8兆~10兆ウォンを設備投資してきたが、金融危機で今年は7兆ウォンとやや落ち込んだ。来年、例年水準の投資規模を回復するわけだ。

 
チョ・ナムソン専務は「来年にはメモリー半導体の生産量を増やすことより価格競争力を上げることに力を注ぐ。半導体にかかる5兆5000億ウォンの大部分はNANDフラッシュとDRAMメモリーの工程高度化に使う計画だ」と明らかにした。これによって三星電子は来年販売を目標に35ナノ級製品を準備中だ。また40ナノ級製品の割合を今年10%台から来年末50%まで上げるという目標を立てた。

LCD部門の場合、最近進出を決めた中国蘇州工場などに3兆ウォン台の投資を準備中だ。チョ・ヨンドク常務は「中国政府とLCD工場投資をめぐって協議中だ。何世代ラインに投資するかが近いうちにわかる」と述べた。また第4四半期LCDパネル需要が急減する可能性に対し「来年第1四半期に米国スーパーボウルと中国の春節の連休、冬季五輪など好材が続き、今年より悪くはないだろう」と見通した。

一方、三星電子はこの日、ソウル瑞草洞(ソチョドン)社屋で前・現職社長団と役員400人が集まった中で、創立40周年記念式を開き「未来社会への鼓吹、新未来の創造」(Inspire the World、Create the Future)という「ビジョン2020」を発表した。2020年の売上を今の4倍水準である4000億ドルに引き上げて、情報技術(IT)業界の圧倒的1位と世界10大企業になろうという抱負だ。こうなれば45%水準である海外人材の割合が65%まで増える見通しだ。

イ・ユンウ副会長は記念辞で「グローバル超一流企業になるためには新しい顧客価値を創造する開拓者にならなければならない」と強調した。この日の記念式典にはジャック・ロゲIOC委員長とルドルフ・ジュリアーニ前ニューヨーク市長、キム・ヨナ選手らが祝賀の映像メッセージを送った。

イ・ユンウ三星電子副会長が30日、創社40周年記念式典で「未来社会への鼓吹、新未来の創造」という「ビジョン2020」を宣布している(三星電子提供)。



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