【グローバルアイ】韓米同盟にパーフェクトストームがくる前に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.09.03 08:27
5段階のうち最も強いハリケーン「ドリアン」がバハマを襲った後、フロリダに徐々に接近し、米東部は非常事態を迎えた。100年間に米国を20回ほど襲った超強力ハリケーンだが、トランプ大統領の就任以降4回目となる。気象学者らがこれよりも恐れているのはハリケーン(または温帯低気圧)が重なることだ。その場合、これ以上はないほどの「パーフェクトストーム」となる。
韓米同盟をめぐり「パーフェクトストームに向かって近づいている」という警告が出てきた。デニス・ワイルダー元ホワイトハウスアジア担当選任補佐官とデビッド・マクスウェル民主主義防衛財団研究員が先月31日、米政府系放送ボイス ・オブ・アメリカ(VOA)で対談し、韓日の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄で揺らぎ始めた同盟が防衛費分担金など山積した問題をうまく解決できるのかと懸念を表しながらだ。ワイルダー氏は「米国が数年間苦労して得た(hard-fought)GSOMIAを事前通報もなく一方的に破棄し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が同盟に献身するのか疑わしい」とまで批判した。